自己紹介的な物って必要ですよね

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アーレイベルグ。人間達の最後の砦であり、立派な戦士となる為に、生徒達が日々修業に励む場所である。 訓練施設。アーレイベルグの地下に存在する、生徒達の主な修業の場所である。 その中のワンフロア。レベル5と呼ばれる、施設の中でもかなり深くに存在する訓練施設。中は地底湖となっており、水辺に棲息するようなモンスターが、生徒達を待ち受ける。 その中の一角。施設内の南西に位置する湖。そこからは、こんこんと水が沸き出しており、川を作っている。 「フロスト……ナックル!!」 その場所で、修業に励む生徒が一人。赤い髪を青いリボンでポニーテールに結った、植物学者のような恰好をした女である。 彼女の名前は炎赤(えんぜき)。現在五年生の生徒である。 「ふー、やっと片付いたか。」 主力の武器は手甲でありながら冷気も操れるという代物、インディゴファン。「扇なのに手甲というのがよくわからない」というのは彼女が日々疑問に思っている事である。 サブにはサファイアロッド。結構強力な、冷気のオルタナティブスタンスであり、長さがあるので、打撃にも使える。 ちなみに、本来彼女は炎使い志望なのであるが、レベル4の灼熱地獄から冷を使い始めて、そのまま主力になったままである。 ちょっと間抜けな所があり、たまにドジを踏んだりもするが、真面目で何事にも一生懸命な、そんな、良い生徒であった………。 「いや、なんで過去形!?私死んだの!?」 ちなみに、漫才でいうとツッコミ担当である。 これは、そんな彼女の身に実際に起きた事を元に、ちょっと脚色を入れて書いた、つまらない小説である。
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