崩れた日常

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遥「暇なので遊びに来ました。 迷惑でしたか?」 遥は小さい頃から時々うちに無断で遊びに来る。 まあ正直迷惑なのだが遥は他のそこら辺の女子よりはかわいい。 なのでついつい家に入れてしまう。 諒「迷惑じゃあねぇから上がれよ」 遥「当然です!」 なんだコイツ!? 遥は真っすぐリビングのイスに向かい、何かを待っているようだ。 諒「もしかしてお前メシ食うんじゃねえだろうな!」 遥「私が朝から来たということは朝ご飯は諒の家で食べるということです。」 何言ってるんだか… まあ昔からこういうヤツだったんだがな… 諒「出来たぞ!」 料理した目玉焼きとトーストを皿に盛り遥に差し出す 遥「…遅いです」 コ、コイツ何様だ! 俺の怒りを無視してぱくぱくと食べ始める。 それにしてもコイツって小学生みたいだな… 遥の身長はよくて140センチ、そんでもって童顔。コイツを知らない人は間違いなく高校生とは思わないだろう。 …そう遥と俺は高校1年で同じクラスなのだ。 遥「食べ終わりました。味はまあまあです。」 そしてコイツはいつもツンツンしている。 遥「さあ、遊びましょう。」 諒「何して遊ぶんだ?」 遥「…お絵かき」 …コイツ本当に高校生か!? 見た目が小学生なら頭も小学生なのか!? 諒「俺はいいから、おまえだけ遊んでろ。」 遥「うぅ~」 遥は頬を膨らませている。 うん、そうしている顔もなかなか可愛い。 ここで誤解してもらいたくないのだが俺はロリコンではない。 … はずだ。
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