彼女の理由と事実…前編

4/5
前へ
/14ページ
次へ
「つ…つまり…俺は駒だった訳だ。お蔭様で俺の人生はお終いだ」 「悪かったと思ってるわ。責任はキッチリ取るから」 責任…って取れねぇだろ?無責任としか感じられない言葉に苛立ちを覚えた。 「どうやって?どうとるっていうの?」 「…私が何とかする。今は、それしか言えないわ。ごめんなさい」 無闇に養うとか何とか言われるより、ずっと良かった。 …まぁ、やっぱり納得は行かない訳だが。 「まぁ、いいや。こうなっちゃったんだし…」 さっきの勢いは無くなり落ち着いて答えた。 「まだ…聞きたい事あるんでしょう?」 久美は俺に話しを進める様に促す。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

87人が本棚に入れています
本棚に追加