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『おい!何触ってんだよ。』
って、声と同時に無くなる太ももへの違和感。
驚いて振り向くと、男の人がおじさんの手をつかんでいた。
完全に酔っぱらいのそのおじさんは逆ギレし、ぶつぶつ言いながら電車を降りていってしまった。
たくさんの乗客が降り、向かい合うように立つ私と正義の味方君。
ふと我にかえり
「あっ!ありがとうございました!」
と、頭を下げる私に、正義の味方君はこう言った…。
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