甘い夜。

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部屋に入るなり荷物を置いて、 直人さんはベッドに腰を掛けて優雅にタバコを吸い始めた。 私も慌てて荷物を置いて隣に座ってみた。 タバコを吸っている間、外で歩いていた時と変わらない何気ない普通の話をしていた。 タバコを吸い終わり 直人さんは私の後ろに座って足の間に私が入った状態になった。 後ろからギュッてされて、私の全身はすごい勢いで高揚した。 そのまま頭を撫でられて、後ろから抱っこしてもらってる形でしばらく2人でテレビを見た。 …幸せ。 彼は小さな声で言った。 「なんか、まみをすごく大切にしたいって思った。」
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