甘い夜。

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…本当に? なんか、信じたいのに、信じられない。 彼は私の右肩に顎を、重さはかからないように乗せてずーっと私の体を撫でてくれた。 時間を忘れるくらいすごく長い時間、そのまま眠ってしまいそうなくらい心地よくて幸せだった。 「大切に、してください。」 どのくらい時間がたったかな… 彼への気持ちばかり大きくなって耐えきれなくなった私は、 直人さんの方に振り返って、少し泣きそうになりながら言った。
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