甘い夜。

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今まで感じたことがない快感と悦びと幸せの渦に、私は溺れていた。 触れられた所が全て熱くなり、 幸せが溢れて止まらない。 優しく優しく、 時折激しく、 それが「愛」と勘違いしてしまうくらいに 彼の指に、息に、髪に私は溺れて声を上げていた ―痛くない? ―つらくない? 時々確認してくれるその声にも感じてしまう。 狂おしいほど 愛しくて切なくて幸せだった。
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