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―ピンポーン
「はーい」
「なおちゃーん」
ドアが開いて出てきたなおちゃんに、ぼきが抱きついた
「あ、たけにぃ!お久しぶりです^^」
「久しぶり^^元気してた??」
「はい!あ、どうぞ。上がってください」
「いや、今日はなおちゃんを誘いに来たんだ」
「へ??なんですか??」
「一緒にドライブ、行かない??」
「今から、ですか??」
「うん。ダメなら良いんだけど…」
「だ、ダメじゃないです!!ちょっとまっててくださいね」
5分後、なおちゃんが急いで出てきた。
「どこ行くんですか??」
「ん?ないしょーっ^^」
「えーっ、ズルいですよ!」
「ほら、着いたよ」
「え?うわー、すごい…」
そこにはライトアップされたビルが立ち並び、まるでお城のようなイルミネーションが出来上がっていた
「すごいですよ、たけにぃ!いつこんな所見つけたんですか??」
「この間通りかかって見つけたの^^…ねぇ、なおちゃん。聞いてほしいことがあるんだ」
「…なんですか?」
ポケットから指輪を取り出し、なおちゃんに見せた
「ぼきと一緒に、踊りませんか?」
「たけにぃ…」
「なおちゃんの返事、聞きたいな?」
「もちろんです!ずっと一緒です!」
「なおちゃん^^」
「たけにぃっ!!」
「ほら、泣いたら綺麗な顔が台無しよ??」
「たけにぃが泣かしたんじゃないですかっ」
目が合い、ははは、と笑い合う
「なおちゃん大好きっ」
「僕も、たけにぃが大好きです!」
幸せの円舞曲
(紛れのない愛を、あなたと)
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