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「つーのさぁん!」
「ゆーちゃん、どしたの??」
いきなり抱きついてくるゆーちゃんにびっくりしながら聞いた
「つーのさんに、オイラからプレゼントあるの」
「え、まじ??何々??」
期待に胸を踊らせながらまっていると
―チュッ―
「へ?あ、ゆーちゃん??」
(今ぼき、ちゅーされた??)
ゆーちゃんの顔を見ると帽子を深々と被ってそっぽを向いていたが、顔が赤いのがバレバレだった
(ゆーちゃんダメ、可愛いよ!←)
「ゆーちゃんあの、「つーのさんがっ!!」
突然大きい声を出すゆーちゃん
「アルバムのレコーディングとか、最近忙しそうだったから‥」
「だから、ちゅーしてくれたの??」
「‥それで元気になってくれるかわかんなかったけど、オイラ、それくらいしか出来ないから、」
(ゆーちゃん‥;ω;`)
「ゆーちゃん、ありがとね。ゆーちゃんだって疲れてるのに、気ぃ遣わしちゃってごめん‥」
「ううん、オイラの元気の源はつーのさんの笑顔だから!!」
そういってニコッと笑うゆーちゃん
「ゆーちゃん‥あの、」
「オ、オイラジュース買ってくるね!」
パタンとドアを閉め、出て行くゆーちゃん
「元気の源ねぇ」
(嬉しいこと言ってくれるじゃん)
さっきのゆーちゃんを思い出し、クスッと笑う
(でも、ぼきの疲れを癒やしてくれるのは‥)
「ゆーちゃんだって、知ってんのかな?」
(ま、いっか。)
(どちらにせよ、ゆーちゃんが大切なことに変わりないしね)
ぼきの特効薬
(それはキミなのさ)
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