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デイダラの言葉にサソリはコクリと頷き指をクイッと曲げる。その瞬間、傀儡の口がパカリと開き中から止めなく粘土が………デイダラに向かって発射された。
「ぇええええーッ!?何でオイラァアアア!!?」
「あ、悪ィー…目障りな髷が視界に入ったもんだからつい」
「ついじゃねぇだろぉおおお!!もうオイラ粘土塗れだぞ、うん!?」
「だから悪ィって。序でに″喝″って言っちまえ」
「いやいやいやいや、反省すらしてないだろ旦那ッ!だ、誰がそんな自殺未遂みたいなことするかーッ!!」
「…おいデイダラ、昨日の晩飯って何食ったっけ?」
..
「うん?昨日はカツ丼…――」
チュド―――――ンッ!!!!
「ククッ…こんな見え見えな罠に騙されるなんてまだまだだな、デイダラ。」
「な…んで……オイラだけ…こんな…め……に…」
チーン
プスプスと焦げて悔しそうにサソリを見るデイダラ。そんな様子を見てクツクツと楽しむサソリ。こうして芸術コンビによるコラボ作品は無事(?)幕を閉じたのだった…―――
コンビ同士の仲が縮まったのかは誰も知らない―――――
(いつか絶対旦那をギャフンと言わせてやる…!!)
(ククッ…やっぱりアイツは良い玩具だな…)
end.
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