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それから一週間後…――
「で、出来た……うん」
「やっと完成したな…」
…と云うか眠ッ!!
睡眠時間も削り(サソリは寝なくても平気)ただずっと腕を動かして作品を作り上げた二人。そして今日、何とか無事に完成したのだ。本人達はというとデイダラは目の下に大きな隈を作り、サソリは肩が凝ったのか首をボキボキと鳴らしていた。
「ふぁあ…兎に角一回出来上がりの方を確認しなくちゃな…うん」
「嗚呼、そうだな。」
チラリと完成した作品を見るサソリ。
どんな作品に仕上がったのかと云うと、外見はサソリの傀儡。だが、出す技は傀儡ではなくデイダラの起爆粘土なのだ。一見簡単そうな作品だが、お互いの良さを充分引き出しながら作品を作るとこれだけの製作期間が掛かった。
サソリは立ち上がり作品の後ろに立ち、指先からチャクラ糸を出すと傀儡に付け指慣らしなのか作品を操り始めた
「(…やっぱり俺の腕だけあって使いやすいな)…よし、こんなもんか…」
「(すげー…まるで生きてるみたいに動いてる…うん。本人には絶対に言わねーけど)旦那、技の方も試してみてくれよ…うん」
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