まえがき

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零「セイジ…調子はどうですか?」 今日はコアを体に入れてから10日目…体の具合も良くなり、義手も不具合無く動いていた。   セイジ「ああ…完璧だ」 自分で言ってもわかっていない。何が完璧なのかが。 あの日の事はまだ忘れられない…夢にも出てくる。 俺は引きずっていた。だがそんな余韻に浸る時間も無い…俺は直ぐ様軍法会議にかけられる。   零「そう…ですか…」   セイジ「ああ、世話になったな」 俺は零に礼を言って、直ぐ様裁判所に向かった。 裁判所にはすでに準備が整ってあり、俺の判決を言い渡すのみになっていた。   裁判官「セイジ大尉…貴公は命令違反を犯し本作戦を続行不可能状態にした…相違ないか?」   セイジ「…はい」 俺は軍の中では『反逆者』として扱われていた。どうやら作戦のミス、毒ガス等の使用もすべて俺に押し付けるらしい。 俺はそれでも構わなかった。正直…早く処刑されたかった。   裁判官「判決を言い渡す…セイジ大尉には軍からの追放処分を言い渡す。良いな?」   セイジ「はい…わかりました」 生き恥を晒せ…そうゆう事かもしれない。 俺は荷物をまとめ、軍を出た。   あれから一ヶ月経った…
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