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私が席に着くと全員から私の顔を頑見された。
「…な…何??」
私が引きつった顔をすると
春と中丘くんはニコニコと笑い、
上岡くんは私を睨んでいた。
な…何だ?!?!
私、何かした?!
「はぃ……しおりに名前書いてね(^_^;)」
それからみんなにしおりを配り終えると
私もシャーペンで名前を書いた。
あぁ!!
名前の横に描こうとした絵、間違えた!!
てか………
消しゴムなぃ?!?!
家だぁぁ!!
私はしぶしぶ春に借りようとした時、
隣から何か飛んできた。
「へ?消しゴム?」
誰だろう??
確か左から……って
左は…上岡くんしかいなぃ。
もしかして……
「上岡くん?コレ。」
「早く消すなら消せよ。」
「ぁ……ありがとう///」
私は嬉しすぎて
凄い頬が緩んでしまった。
「ありがと♪」
「…………ん。」
「「あ。」」
「…たく。何、人の消しゴム落としてんだよ。」
「ご………ゴメンなさぃ…。」
そして私が消しゴムを取ろうとした時
ゴツンと鈍い音がした。
「痛……てぇな!」
「…す……すみません~!
春!!一緒に先生にしおり出しに行こう!!」
そう言って私は春を引っ張ってその場から逃げた。
だって、頭の当たったと同時に、
指先が触れちゃったから…。
今までそんなこと、
どうってこともなかったのに………
今、顔が熱くて…
凄いドキドキしてる……。
私の平熱が急上昇してるのを感じた。
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