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ガラ。
私と春が教室のドアを開けると、
みんながこっちを見た。
「…何か……怖いね。」
私がオドオドしながら春を見ると、
彼女は黒板に貼られてる、
席順を見ていた。
「………亜紀。」
低い声で私の名を呼ぶ春。
「…な……何…??」
「す……凄い☆
窓側の一番後ろから右に、
舜様
亜紀
慧様
私
の順番だょ★
超ー嬉しい♪
王子に挟まれてる亜紀は羨ましいけど、
ハニー王子が隣だから許す☆」
なんて一人ではしゃぐ春。
でも私は………
「あんま…興味ないかも。」
「はぁ?!何で?!
イケメンなのに?!」
「ぅーん…。
人って…ルックス全てじゃないと思う……。」
「…まぁ…確かにね♪
ま！亜紀らしくて結構☆」
「そうかな??★」
そんな会話を黒板の横でしていると、
あるチャラ男くんがやってきた。
ぁ…黒板みたいのかな??
そう思って私は黒板から離れると、
その男は急に私の目の前に顔を近づけてきた。
「?!?!」
「アンタ、鈴村亜紀??」
「はぁ…。」
私は頭に？を浮かべると、
彼は"ふーん"と答えて去っていった。
「…何か、このクラス……怖い。」
そんな私とチャラ男くんのやり取りを見てなかった春が、
私の所に戻ってきた。
「んじゃ、席に行こ♪」
「ぅ……ぅん。」
さぁ、運命のdeskへ…!!!!
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