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奥二重の黒目がちな瞳
くるくると変わる表情とふっくらとした頬
男にしてはぷにぷにした唇からは辛辣なツッコミが発せられる
にこぉ、…なんて効果音が似合う笑顔を独り占めしてしまいたくなる、なんて
「愛ですな」
「ああ?」
久しぶりに炬燵を占領しながら書く暇がないと嘆いていた新ネタが好調なのか珍しく若林が俺の話に興味を示した
「若林氏への愛でござぁますよ」
と大真面目に言って笑いかけると若林の顔が赤くなっていき綺麗な歯並びが小さく開いた口から覗いている
たまにこうして言葉にしないと俺は若林が不機嫌になるのを知っている
ここ最近は特に、今まで見向きもされなかった春日が持て囃されているもんだから尚更だ
「恥ずかしすぎるっつの」
「でも、言われるの嫌いじゃないだろ?」
「さぁな」
それに加えて目覚ましい人気のオードリーに伴って春日の影に隠れていた若林の可愛らしさにも注目が集まっていて…
正直、まいった
「春日は楽しいぞ。若林の照れた顔が見れるし、好きでいてくれてる証拠だろ?」
「勝手な解釈どーも。まぁ…嫌いだったら照れねぇわな」
素直に嬉しい
天の邪鬼な若林から言われると感動もひとしおってもんですなぁ
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