俺のアイドル

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「若林は春日が照れてるところ、見たくないか?」 「見たくない」 またまた~なんてふざけてみたけど即答具合に流石の春日も凹みますな だって何をどうしたって俺は女の子に勝てない 柔らかい胸もなければ、鈴の音のような綺麗な声もない 芸人としても若林が言っていたように面白くもない俺の手を取ってくれた若林に、春日として、何が出来る? そう考えたら若林がプロデュースしてくれた春日を、若林と春日の作品として日本に届けるしかないんだ 2人でオードリーだから …何にしろ、若林を世界一理解してるのは春日だと自負しているしな 「…へっ、気が向いたら愛情表現してやるよ」 「え?」 「お前、目に見えて凹んでたぞ。分かりやすいよな」 そんな風に優しいから貴方の人気は上がってく一方なんですねぇ… 「若林」 「あ?」 「これからもアイドルでいてくださいよ」 そう言うと、眉間に皺を寄せながら、でも口元は笑って 「悪い気はしねぇな」 男前な台詞を吐いた 「好きだぜ、春日ぁ」 「…ちょっ」 照れた顔も気持ち悪ぃな、なんてこめかみを叩かれて気持ち良いと言ったら倍の強さで叩かれた 流石に痛い 「でも、たまになら照れ顔見るのも悪くねぇかもなぁ」 「春日は毎日でも見たいですぞ」 「あ、却下します」 「…うぃ」 終 「俺がアイドル」の春日verといいますか 対になってるといいますか カップリングみたいなものと考えてくださいませ
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