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「あっ!」
若林の背中をツンって突つくと女の子みたいな甲高い声が出る
可愛らしい
「なぁにすんだよぉっ」
「可愛い奴だな、と」
悪戯心ですとも
ベチベチこめかみをひっぱたかれながらヘヘヘェ~って自然に笑顔もこぼれる
なんてったって若林の平手には愛があるもの
「きもちわりぃ」
「若林は可愛いぞ」
「まだ言うかテメェ」
普段は無とか言ってたりするけどライブ前は俺の思考は若林で一杯になるってことを、この可愛い奴はどれくらい理解してるもんだかねぇ?
同じくらい一杯になってほしいな、とか思って俺はお前をツンツンするんだぞ~
「どうしたら若林は春日で一杯になってくれますかね?」
「あぁ?今正にお前でイラッイラしてるけどな」
「キャー」
「喜んでんじゃねぇよ」
本番前の若林は春日に対する愛が足りない
「そーゆーのは終わってからやれ」
「終わったらいいのか?」
「一発ギャグがウケたらな」
…私、一発ギャグウケたことありませんよ、若林さんや
駄目ってことですかい
「なに?自信ねぇの?」
「……あの、春日ですぞ?若林」
結果は目に見えて滑った
いや、春日が世間に受け入れられなかっただけだ。滑ってない
「いやいや華麗に滑ってたよ、バカスガ」
「でも若林は笑ってたじゃない」
実は春日のアドリブとかギャグが一番好きなのは若林でしょうに
「おぉ?文句あんのかテメェ」
「いえいえ、貴方が笑えばオールオッケーでございますよ」
「超つまんねぇな」
顔真っ赤でかーわいい
終
若林大好きな春日さん
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