どーでもいい旅立ち

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どーでもいい旅立ち

今、世界の崩壊を止めるべく主人公が旅立つ 「僕、いってくるよ」 「どこにだよ」 「必ず世界を救ってね」 「崩壊を止める主人公しか知らない場所でもあるのか?」 「あの場所なら・・多分・・世界を救えるはずだ」 「あるんかい!!」 「お前のその隠れていた力を使えば楽勝だろ?」 「どんな力だ、つーかお前も力の効力知ってんのかよ」 「・・・・ああ」 「生きて帰ってこいよ・・」 「もし、明日があったらまたみんなで遊ぼうな」 「もしじゃねぇ・・絶対だ」 「・・ああ、わかった」 「何これ?ここで感動しろってか!?涙流せってか!!?」 「・・それから・・これ」 「何だよこの写真」 「まだ何かあるのか」 「それ僕の・・故郷のお姫様・・生きて帰ってこれたら結婚しようって約束してるんだ・・」 「無駄に設定を増やすな!」 「何でこれを俺に」 「悪いな、もし俺が・・・」 「つーかフラグ立てんな!!」 「バカヤロー!!」 「なっ!?」 「何頬おさえてるんだよ、言っとくけど殴っても殴られてもないからな、言葉だけだからな」 「最初から弱気でどぅーすんだよ!!強気でいかなきゃ何も始まらねんだよ!!」 「割とそーでも無い」 「この写真見せて、『どぅーだ可愛いだろ?俺この子とにゃんにゃんしまくりなんだぜ?』ぐらい言ってみろよ!!」 「いやダメだろ!?一応感動の場面じゃねーのかよ」 「・・・悪い・・僕が間違っていたね・・・ごめん・・」 「わかってくれりゃあいいんだよ」 「つーか早く旅立てよ」
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