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次の日から、ミントはシオンの生活する――シャレット邸へ通う事にした。
名前や住所などは街では話題になっていたので調べなくてもすぐに判明した。
こっそり邸宅へ忍び込み――住居不法侵入ではあるけどほんの二三日程度だから――として、あちこち部屋を散策し、ようやく見つけた。
ミントを見たシオンは何とも形容しがたい顔で迎えてくれた。
驚いてはいる。どちらかといえば不快そうだった。
こんにちは、とミントは挨拶をし、子孫を残すために、という話しを持ち出した。
それを聞いた途端、シオンは馬鹿馬鹿しい、と一蹴した。
迷惑そうにはしていたけれど、手応えは感じられなかった。
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