🍀出会い🍀

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おいしそうな母さん特製のパンとハムと卵焼きが机の上にあった。 無言で席につく。 しかし、いきなり美姫兎が大声をあげた。 「ひぃ兄!おはよはないの?」 むすぅと眉をひそめた。 「はいはい…たくっ美姫兎はそこが母さんに似てるよ」 やれやれと首をふる。 「だってひぃ兄はいつも愛想ってもんがない」 そんな美姫兎が騒いでいる間に僕はパンにかじりついた。 「ちょっと!!ひぃ兄聞いてるの?!」 「うるさいなぁ…朝ぐらい静かにならないのか?」 ムキー!!と美姫兎が怒った。 「そんなんだから彼女できないのよ!」 「その点は大丈夫、モテてるから」 「ムカつく」 朝ごはんをさっさと食べた。 「ごちそうさま…」 食器をキッチンにさげた。
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