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おいしそうな母さん特製のパンとハムと卵焼きが机の上にあった。
無言で席につく。
しかし、いきなり美姫兎が大声をあげた。
「ひぃ兄!おはよはないの?」
むすぅと眉をひそめた。
「はいはい…たくっ美姫兎はそこが母さんに似てるよ」
やれやれと首をふる。
「だってひぃ兄はいつも愛想ってもんがない」
そんな美姫兎が騒いでいる間に僕はパンにかじりついた。
「ちょっと!!ひぃ兄聞いてるの?!」
「うるさいなぁ…朝ぐらい静かにならないのか?」
ムキー!!と美姫兎が怒った。
「そんなんだから彼女できないのよ!」
「その点は大丈夫、モテてるから」
「ムカつく」
朝ごはんをさっさと食べた。
「ごちそうさま…」
食器をキッチンにさげた。
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