街格差。

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「あなたも今日のパレード つまらないと思って 抜け出して来たんでしょう?」 「そやけど。」 「僕は‥あなたみたいな人に 初めて会いました‥。」 「は?お前何が言いたいんや」 「わ、悪い意味じゃなくって!元々おかしいと思ってたんですよ。なぜこの街の人はみんな僕らに頭をさげるのかって。僕は何もした覚えがないのに、なんだか悪い気持ちになります。 だ、だから!私はあなたみたいに直球でぶつかってくれる人に出会えて嬉しいんです!」 俺はこの亮ってやつの 勢いにただ圧倒されるだけやった。 どうやら俺と同じ考えを 持っている人間らしく、 俺は素直に聞いてやった。 _
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