8人が本棚に入れています
本棚に追加
無事に合流でき、訓練施設に向かおうとしたとき、スッチーは何か思いだしたかの様に叫び声をあげた
スッチー:『あー!回復薬切らしてるの忘れてた!』
すると、やよりんが自慢げに
やよりん:『回復薬なら、私持ってるよ♪』
と、鞄のなかを覗き込む
やよりん:
『あれ?回復薬あったはずなのになぁー』
と、回復薬が入りそうな所をしきりに探している
そこで私が、やよりんの肩を叩き
スッチー:
『もう探さなくていいよ。バザーで買ってくるから、しばらくここで待ってて』
やよりん:
『ほょょ?…はーい!』
私はそう言い残し、バザー会場の方へ走って行く
何軒か回ってみるが、何処も値段が高い
スッチー:
『はぁ…、仕方ない材料を買って作るしかないか』
私は材料を揃えるため食堂で蜂蜜を買い、購買部に調合ツールと薬草を買うため、中に入ろうとしたら中から出てきた人にぶつかり、尻餅をついた
スッチー:『イテテ……』
誰とぶつかったのか、確認するため見上げると、そこにはブラックメタルに身を包んだ人が手を差し延べている
流☆:
『大丈夫かい?』
スッチー:
『は、はい』
私はその手を借りて立ち上がり、服に着いた砂を叩き終えると
スッチー:『ありがとうございます』
と、お礼を言うとその方は笑顔を浮かべながら
流☆:
『私も勢いよく出たからな、すまなかった』
『よし、皆いくぞ』
そう言うと、後にいた3人を引き連れ訓練施設の方へ向かって行った
スッチー:
『カッコイイなぁ、上級生だろうな』
私は、その人の後姿をずっと見ていた
最初のコメントを投稿しよう!