骸雲

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朝、目が覚めると違和感に気が付いた。 ……もの凄くイヤな予感がする。 激しく隣を見てはいけない気がする。 でもそれじゃあ埒が明かない。 嗚呼、どうしたものか。 意を決してチラっと隣を見ると、掛け布団からナッポーのヘタがとびでていた。 「……何でいるんだこの変態!!!死ね!!」 おもいっきりそのヘタを引っ張ってやった。 ちょっと満足。 「い、痛いです雲雀君!!なにするんですか僕のチャームポイントにっ!!」 「五月蝿い黙れチャームポイントなんて僕にはどうでもいいんだそれよりなんでキミは此所にいるのどうして一緒に寝てるの鍵はどうやってあけたの」 「クフッvV 愛の力です」 ……もう何も聞くまい否、聞いてはいけない気がする。 取り敢えず、 「……咬み殺す」 「え、ちょ、たんま、待って下さい雲雀k…… ギャーーーー!!!!」 キモくて苛ついたので、骸はちゃんと土にかえしておいた。 でも本当に苛ついていたのはアイツではなく自分自身に対してだったのかもしれない。 葉が落ちる音でも僕は目を覚ますハズなのに。 どうして僕はアイツが侵入したのに気がつかなかったんだ。 普通にアイツを受け入れてしまっている自分に、―――苛ついた。 僕は決してアイツに心を許してなんかいないんだ!!!! . 認めたくない雲雀さん^^ .
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