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応接室、
僕が校内の見回りから帰ってくると、ソイツは悠々とソファーに腰掛け、紅茶を飲んでいた
「……何でキミがいるのさ」
「雲雀君も随分と野暮なコトを聞きますねぇ。愛している人に会いに来るのに理由なんて入ります?」
「僕はキミなんか好きじゃない。兎に角ここから出て行って。邪魔だよ」
そう言い、ソイツをソファーから引きずり下ろすために近寄った
その瞬間、ぐいっ、と腕を引かれ、
気付けば、どさっ、ソファーに押し倒されていた
――油断した
「クフフ、さて雲雀君。可愛がってさしあげますよ」
「……ッ、」
「おやおや、顔が真っ赤ですよ?僕のコトは"キライ"なんでしょう?どうしたんです?」
「……別に僕はっ」
「クフフ、何です?」
好きじゃない、とは言ったけど、キライだとは言ってない。
ムカつくくらいに綺麗に笑っているコイツは、
……明らかに確信犯だ
"手、顔、手(はさみうち)"
(もう逃げ場はない)
(まあ、最初からそんなのわかっていたけど、)
(この状況からも、キミからも、)
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