第十章

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それから何日かして、 ユウジは火葬され骨と灰になった。 ユウジの母親が、わざわざ連絡をくれて、小さな瓶に入れたユウジの灰をハルトに手渡した。 「ありがとう。ユウジと仲良くしてくれて…ありがとう。」 そう言ってハルトの手を握り、 涙を流し、その場を後にした。 ハルトは自室に戻り、 小さな瓶を手ると 大きなスーツケースにソレを含め、洋服などを詰めた。 手紙を書き、机の上に置くと 部屋を後にした。
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