75人が本棚に入れています
本棚に追加
「ユウジ、良いからもうちょい休めって。もう喋るな…。」
ハルトが横から優しく言う。
「ハル…ト…。俺の…携帯…。」
「携帯?…あぁ!!持ってきた!忘れたんだろ?!」
ハルトはユウジの携帯をユウジに見えるように差し出した。
「それ…後で…サクラ…フォルダ…見てく…れ。俺…もう…時間ない…から…。」
「何言ってんだよ!!!良いから耐えろよ!頑張れよ!!弱気になるなんてお前らしくねぇんだよ!」
マサツグが横からユウジに叫ぶ
「マサ・・・ツグ…サナ…。幸せに…なれ…よ。」
サナは泣きながら頷く
「ミツキ…。お前も…幸せに…」
ミツキは首を横に振って、ユウジに言う。
「ユウジが居なかったら、みんな幸せにならないよ!!頑張って!ユウジ…お願い…ぅう…」
泣きながら、言葉にならない言葉をユウジに向けた。
最初のコメントを投稿しよう!