第十章

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【ユウジ~(>_<)お兄ちゃんってば!またバイトサボったんだよ!】 【お兄ちゃんの部屋って綺麗過ぎてキモイよね!】 【ユウジ、お兄ちゃんと仲良くしてくれてアリガトウ♪】 【ユウジとお兄ちゃんって似てるとこあるよね!大好き★笑】 【うん、ありがと!ユウジ…これからもお兄ちゃんと仲良くしててね…。傍に居てあげて?♪笑】 ユウジが保存してたメールは、ほとんどサクラがハルトの事ばかりを書いたメールだけであった。 「お兄ちゃんお兄ちゃんって…なんだよこれ…。俺の事ばっかり書いてある奴保存してんじゃねぇよ…」 ハルトは涙をこぼしながら メールを一つ一つ確認した これがユウジのサクラとの約束だった。 ハルトの傍にいること 仲良くすること。 それを貫き通したユウジは もうハルトの傍にはいない
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