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「なんで、…なんで助けたのよっ?」
救急車のなか、病院に向かいながら質問された。
「なんとなく、お前と居たくなったから。」
俺の言葉に、ソイツは黙りこくってしまった。
でも、義務とか責任とか、そんなんじゃなくて、感覚的にソイツを助けなくちゃって。
とりあえず、
「お前のこと、楽しませてやるよ。」
―――人生、うんざりすることばっかじゃないってな。
end
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