返事

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返事

でもやっぱり付き合えないから 「すみません。俺…」 「じゃあ、せめて敬語やめろよ」 同じ学年でも全然年上に見えるけど同じ年なんだよなぁ。 「いいだろ、それくらい」 神崎が淋しそうに呟く。  「あ、あぁ」 「それから、俺のこと名前で呼んで、これは命令。破ったら罰あるからな」 神崎が口角を上げふっと笑う。 なんで告白してきた人が命令してんだ?  って思ったけど、俺は断る勇気がなくて素直に頷いた。 「それから…」 まだあんのかよ 「俺…諦めないからな!!」 神崎はそう言ってすぐに俺に背を向けて帰ろうとした。
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