恐怖の告白

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バサバサッ 俺は今、下駄箱にいる。 そして、大量に落ちてきたのが封筒。        「わぁ~、玲くん今日もモテモテだねぇ」 こいつは智也。 この学校ではカッコいい系でモテるから、唯一俺の理解者。  「ヤローにモテても嬉しくねぇーし」 「分かるわー」 「「はぁー……」」 そう、ここは男子校。本来なら喜ぶべき光景でも相手が男と分かっていてはしゃぐ奴なんかめったにいない。 まれにカップルが誕生したりするらしいけど廊下でイチャこくクラスメイトには目をあてられない。 2人で封筒をもち、教室へ向かう。  智也とは同じクラス。 毎日めんどくさい程の手紙を、今日も智也と手分けしてみる。  時間が重なったら困るからだ。 今日は、俺が8人で智也が5人。  割合的に言えば断然同性愛者つまりホモの方が多い。 毎日振られてもめげずに告って来る奴もいれば、すぐに諦める奴もいる。 .
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