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「…」
刹那はあるマンションの部屋の玄関前に立っていた。
ここは、スメラギが身寄りのない子供達を共同に住まわせている場所らしい…
「はぁ…」
ふとため息がでる。
俺は。人と接するのは苦手なのだ。
これからしばらく暮らすであろう家のまえでこれから一緒に暮らすことになろう住人のことを考える。
…
スメラギの話だとこの家にはすでに4人の住人がいるらしい…
彼女は酒に酔って、
あまり詳しく説明してはくれなかったが、外見と年齢だけは教えてくれた。
まず、長男にあたる存在の茶色いかみの男。彼はもう24になるらしい。
次に次男と三男。
共に、19歳らしい。
(双子だと…)
彼らは本当にそっくりで、違うのは髪の毛の分け目と目の色だそうだ。
確か。
銀色の目が兄で金色の目が弟だったか…?
弟は不良らしい。
気をつけろと言われた。
あと、何かあったら長男か次男を頼れと言われた…
(気がする。)
そして最後に四男。
紫の髪の18歳。
こいつに関してはスメラギはよく教えてくれなかった。
(すでに酒でべろんべろんだったから…)
ただ、眼鏡で紫の髪のヲタクだとしか…
ってかヲタクってなんだ?
食べ物か?つぅか、紫の髪ってどんだけだよ!!←三男よりやばそうだな…気を付けよう。
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