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樫舞と別れを告げ、学級を飛び出し、ミク(と僕)のマンションの前。
言い忘れてたかもしれないから一応言っとく。
音無深玖は、かなりのお嬢様である。
マンションだって高層だし、地下があって、地下には喫茶店や本屋がある。
だから、部屋もバカみたいに広い。
僕は、エレベーターのボタンを押す。
ミクお嬢様の部屋は、七階だ。
赤いランプが点灯して、扉が開く。
「いてっ」
黒い影がぶつかってくる。
全く、近頃は失礼な人間ばかりだ。
僕はエレベーターに乗った。
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