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ξ゚⊿゚)ξ「クー?入るわよー?」
川゚ -゚)「あぁ。いらっしゃい。」
ツンがやってきた。
玄関から真直ぐリビングへ来て、勝手知ったる素振りでソファへ腰掛けてサイドテーブルの下にある茶菓子を用意していた。
川゚ -゚)「どうした?約束の時間まで2時間ほどあるが‥。」
二人分の紅茶を淹れ、彼女の隣りに腰掛ける。
ξ゚⊿゚)ξ「大した用じゃないんだけど‥服選んで欲しくて‥。」
川゚ -゚)「服?」
ξ;⊿;)ξ「そうなの!選べないのよー!!」
彼女はそう言うと、持参していた紙袋を逆さまにした。洋服がばさばさと出てきた。
川;゚ -゚)「ひょっとして‥。」
ブーン好みのものを考えて欲しいって事だろうか?
ξ;⊿;)ξ「何も言わないでっ!とにかく可愛いと思うものをどれか選んで!」
川;゚ -゚)「わ、分かった。」
彼女が持参したのは黄色地にピンクの小花柄のチュニックワンピ、クリーム色の地に大判のオレンジの花が右の裾にあしらってあるフレアワンピ、白と水色のストライプのシャツワンピ、レトロな白い花柄の緑のミニワンピだった。
ちなみに彼女が今着ているのは、淡い水色のリゾートワンピにデニムのベストといったスタイルだ。
全てワンピースなのはツンが無類のワンピ好きだからだろう。
川;゚ -゚)「うーん‥。」
ξ゚⊿゚)ξ「あ‥直感でいいから‥。」
川゚ -゚)「じゃあ‥これにそのベストを合わせてみたらどうだ?」
私が選んだのは大判のオレンジの花のだった。
ξ゚⊿゚)ξ「‥‥よし。それにするわっ!ありがとうクー!!ちょっと着替えて来るっ。」
川゚ -゚)「どういたしまして。」
何やらツンがデレてる、と心の中で微笑んだ。
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