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着替えたツンは、トレードマークであるサイドで結んでいた二つの金の巻き髪を下ろし、普段とは違った雰囲気になっていた。
緩くウェーブがかった金髪は胸の辺りまで伸び、着ているワンピースとのバランスもより良くなったように見える。
川゚ -゚)「うん、似合う。」
ξ゚⊿゚)ξ「そ、そうかな?変じゃない?」
川゚ -゚)「今ある洋服の中で、一番ツンらしい格好だと思うぞ。」
ξ゚⊿゚)ξ「あ、ありがとう!これで心してかかれるわ‥!」
川゚ -゚)「?よくわかんが‥まぁクッキーでも食え。」
ξ゚⊿゚)ξ「そっか、クーの家はジンジャークッキーを焼くのよね。いただきまーす。」
小皿に程よくクッキーを載せ、ツンに振る舞う。作ったのは私ではなく母親だが、美味しそうに食べる彼女を見ていると、少し誇らしげな気分になった。
川゚ -゚)「‥あ、そうだツン。私も相談事がある。」
ξ゚⊿゚)ξ「あら、珍しいわね。」
思い出したように切り出したが、口にした後でまた顔から炎がでそうなほど恥ずかしくなってきた。
ξ;゚⊿゚)ξ「どっどうしたの?!顔真っ赤よ?ひょっとして熱?!」
川////)「ちが‥そうじゃないんだ。その‥相談っていうのは‥‥。あの、あーど、ど、ドクオの事で‥。」
ξ゚⊿゚)ξ「え?ドクオ?」
川////)「わ、分からないんだ!仲間としてとても好きだとは思うのだが‥。」
ξ;゚⊿゚)ξ「え?ちょ、告られたの?」
川////)「こっ?!ちちちちがう!星を見るのに誘われただけだっ!」
あぁもう自分でなにを言っているのか分からない。
赤面したままこんなに長くものを考えるのは不可能だ。
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