すくーる

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――――廊下 廊下には潤木を先頭に、クラスの半分ほどの人数が男子女子と2列に並んでいた こうゆうのって普通、出席番号順に並ぶはずなんだが、どうやら適当に並んで良いらしい まぁそれを言うなら教室の席も出席番号順じゃないと、おかしいんだけど 俺は適当に1番後ろに並ぶ と言ってもまだ並んで来る奴等も居る訳だから実際は真ん中らへんだと思う そして狙ったように俺の隣りに並ぶ來海 先に出て並んでいたはずの來海 何故か不気味な笑顔を浮かべながら俺を見る來海 蒼獅「やばい、殺られる気がする……」 來海「殺らないよ?」 せっかく小声で言ったのに聞こえてたらしい 心の中で言っても聞こえてしまうんだから、厄介だ 蒼獅「で?なんで、そんなニコニコなのさ?」 來海「お願いがあるのー!!!」 俺が聞くと突然詰め寄ってきた そりゃもう襲ってくんじゃね?ってくらいの勢いで 蒼獅「聞くから、聞くから離れてくれ…。てか鼻息荒くてウザッ!!」 相当興奮状態らしく俺の前髪が、なびくほどの鼻息が顔面を襲う 我に返ったかのように、元の列の位置に戻る來海
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