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あれから何分たったのだろうか。
脳はまだ眠たそうだが身体の方が無邪気な子供のように動きたがっている様だったから起きる事にした。
「とりあえず今何時だ?」
開いてるかどうかも曖昧な目で時間を記する物を探す。
ようやく時計を見つけたところで、時刻を読み上げ起きかけの脳に活を入れる。
「八時十五分……」
たしか通っている学校の門限は八時三十五分。
残りおよそ二十分。
「考える必要は無いな、いける!」
この世のものとは思えぬ速さで動いた様な気分がし、当然朝食など食べている余裕など何処にも無く、只ひたすら学校を目指して走るだけ、只走るだけ。
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