序章

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この家は、シルバーウルフの拠点でありホテルと間違えるくらい大きく、仕事場、兼、生活の場として暮らしている。 この家は4回建てで1階に事務所、倉庫を控え、2階に談話室、風呂、キッチン、食堂を兼ねている。 3階に男子それぞれの部屋があり合計5室。 4階には女子の部屋それぞれ5室ある。 フォーレスが椅子に座ってボーッとしていると、階段から誰かが降りて来る音がした。 「おはよう」 今、寝ぼけた低い声で言った彼はクロウ・ネリウス。 フォーレスとは長い付き合いで一番の親友と呼べるであろう。 エレナ・ネリウスと兄妹{キョウダイ}であり、二人は過去にあった[全世界ガルガラア戦争]の時に両親を無くし、途方にくれていた所をフォーレスの親が声をかけたのが始まりであった。 背丈は平均より高めで少し長めの黒い髪を流している、格闘技の達人でかなりの腕前である。 フォーレスがクロウに挨拶を返すとキッチンの方から誰かが顔を出した。 「あら、フォーレスもお兄ちゃんも起きてたんだ」 今キッチンから顔を出したのはエレナ・ネリウス、クロウの妹である。彼女もクロウと同じくフォーレスとは長い付き合いであった。 赤毛のセミロングで、たいていは髪を後ろで束ねている、背丈が低く、1番若く、ロリ顔である。 クロウはエレナには弱くSっけある可愛い女の子である。 クロウと同じく格闘技を使う。 大柄の男にも絶対負けないだろう。 フォーレスとクロウは二人そろってエレナにおはようといった。 「二人ともおはよう、ちょっとまってね、直ぐに用意するから」 そう言うと、またキッチンの方へといってしまった。
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