序章

4/5
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
今度は階段の方から複数の足音が聞こえてきた、どうやらまとめて起きてきたらしい。 するとまず栗色の少し長めの髪の女性が二人に向かい挨拶をしてきた。 「おはようございます」 今挨拶をした女性の名はリエナ・ヒーリンス。 黒髪で、すらっとした髪は気品のあるお嬢様を思わせる。街を歩けばナンパがたえず、大人びてて肌が白いのが男はいいと言う。 フォーレスとは、男に襲われていた所を助けられたのをきっかけに知り合い、そのさいに怪我をしたフォーレスを医療術で治す。それを見込まれスカウトされたのをきっかけにこの職へ。 武器などは扱わないが得意の医療術で仲間を助け、天に恵まれたかのような優しき心で仲間を癒す、一応ヒロインである。 「おはよ」 「おはようございます」 リエナの後に続き階段を降りてきたのは、レン・ウィリアンとラルシー・フィールス。 まず最初にクールに挨拶をきめたのはレン、彼女は棒術の使い手でこの中でフォーレス、クロウの次に強いであろう。 肌は白く身長は168と少々高め、男を蹴散らすクールな女の子だが、反面、恋愛経験がないせいか、恋愛に関しては超鈍感娘。 髪は淡い紫で長く、戦う時に束ねている、束ね方は何故かちょくちょく変わる。 ある大会で選手として闘ったのをきっかけに知り合いこの職へと入った。 もう一人、敬語で明るい声で挨拶をした方がラルシー。 基本穏やかな性格なのだか、かなりの天然である。 金髪の本物のお嬢様。許婚を勝手に決められ、結婚を反対するべく家を飛び出たが、途方に暮れていた所をフォーレスに助けられ暮らしをえるためにもこの職へ。 弓と同時に剣を使いこなす。金髪で長めの髪と男を魅了するスタイルはいつか武器となるだろう。 「三人ともおはよう。レン、寝癖が立っているぞ?」 フォーレスがレンの髪をみてそう言うがレンは寝ぼけているのか曖昧な返事で答え、直ぐさま食堂の自分の席へと座った。 エレナとカレンが食卓に料理を運び、全員が席に着いたころ、どたどたと階段を降りてくる音が聞こえた。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!