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俺とバスケの出会いは衝撃的だった。
画面から伝わる激しいぶつかり合い…相手を抜きシュートを決める。何より、バックボードが壊れそうなダンク‼
俺はその日にバスケに魅了されてしまった(俺もあんなふうになりたい…)
その日から毎日ビデオテープが切れるんじゃないのかというぐらい何回も何回も見直してバスケを知っていった。
毎日毎日バスケの話しで和巳には迷惑をかけたと思う。けど、和巳は嫌な顔せずいつも話しを聞いてくれていた。
俺と和巳はバスケ部に入部した。
俺は努力と情熱で、和巳は才能と負けず嫌いで上達していった。
中学校三年になった
俺はキャプテンになった。和巳は副キャプテンになった。
田舎という事でミニバスもなく、未経験者で作ったチームは強くなれず地区でベスト8が最高だった。
俺は身長が182になり、和巳も185まで伸びていた。俺がCで和巳はPFだった。この時和巳は器用でGからCまでこなしていた。
俺と和巳のインサイドのコンビネーション、ピック&ロールで、試合の得点の8割をとっていた。
いつしか他の学校から『柴山の大(谷)木(谷)』と言われるようになっていた。
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