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最初に爆発したのは垣尾だった。
一方的にやられているのにフラストレーションがたまり、自らボールを要求。半ば強引に点を取りにいく。
田中との違いはとにかく外さないとこだった。ドライブインからのレイアップ、ジャンプシュートが外れない。その前に止めれない。コートの中で一番速く、しかもよく動いていた。
その勢いに乗って和巳が目立つようになってきた。
元々攻撃重視で、ディフェンスリバウンド(DR)よりオフェンスリバウンド(OR)の方が得意だった。和巳は空間認識能力が高かったため、だいたいのボールの落下地点を予想することができる。
垣尾が外したシュートをリバウンドし、ターンシュート、フックシュート、フェイダアウェイシュートなどで着実に点を伸ばしていった。
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