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さて、変な、妖怪と名乗る奴は去った。何だったんだ……?
いや、きっと、死に際に見た幻覚だろ。時が、止まる訳無いだろ?
しかし、実際、俺は生きてる訳で。
……まあ、いいか。
さっさと、学校に……。
空人「おはよ~。」
いつも通り、朝の挨拶をしながら教室に入った。少し違和感があったな、いつも通り、皆からの返事が無いことだ。
ま、そういう日もあるんだろう、と、受け流した俺を殺したいな。
暫くすると、クラスで一番勇気があることで有名な田中くんが現れた。
空人「よ、田中。」
田中「お前、だれ?というか、不法侵入だぞ?」
何て言った?
今、何て言った?
空人「じょ、冗談はよせって。」
田中「はあ?何で初めて会う奴に冗談を言わなきゃなんねえんだよ。」
…………え?
初対面……じゃ……ないんだけど…………なあ……はは……
その時、あの事故の時に、あいつが言った事を思い出した。
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