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しかしながらこのアルバムの魅力は、海北大輔の歌だけにあるのではない。
圧倒的な、楽器の音色。
歌、ギター、ベース、ドラムの4つの音が創り出す完璧な世界。
これほどまでに完成度の高い音楽世界は類を見ない。
普通、スリーピースバンドと言えば、ドラムとベースがリズムを刻み、ギターがメロディを助ける伴奏となり、歌がメロディラインを刻む、といったイメージではないだろうか。
時折、間奏や前奏で、ギターソロが目立つ他は基本的に歌が刻むメロディーをいかに見せるか、が重要なはずだ。
ところが、LOSTはちょっと違う(と僕は思う)。
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