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女共はまとめてあの世へ行ってくれ。
孝介は…
憎いと思いながらも、過去日記のコメントや孝介からの書き込み。
やはり憎みきれなかった。
むしろ恋しさは募るばかり。
『これが未練ってヤツなんだね…』
自分の感情なのに、思い通りにならないことが悔しかった。
忘れたい。
逃れたい。
幾度もそう思うのに、頭をよぎるのは幸せだった光景ばかり。
我が家の犬を見ては『手を繋いで散歩したよなぁ。チビと孝介がなかなか帰ってこないから、チャリこいで探しに行ったら二人仲良く手を繋いで帰ってきたっけなぁ』
部屋では孝介が残していったTシャツを抱きしめていたり。
眠るときはブカブカなパジャマにくるまり孝介の影を求めていた。
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