Ⅰ
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食べ終わると、なっちゃんさんが、チョコレートパフェを持ってきてくれた。 「なっちゃん、これ!」 「珀くんへのサービス!芹澤くんにじゃないからね」 「…ありがとう!」 有り難く俺はいただいた。 ん、美味い。 バナナもまた。 「珀、ちょっとちょーだい」 羽矢兄にそう言われ、俺は固まった。 羽矢兄は、“あーん”を待ってるのだ。
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