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陰陽寮に着いた淳子は、昌浩を捜す為ウロウロしていたら、案の定淳子を一目見た人達で、淳子から少し離れた場所にスゴイ人だかりができていた。
当の本人は気にもせず、目的の人を探していた。
「にぃさま…」
すると遠くから、よく知る人がやってきた。
「淳子‥こんな所で何をしているんだ?」
「お父様」
昌浩が居なくて心細かった淳子は父親と昌親が目の前に現れたことですごく嬉しくて、思わず久々に会う昌親に抱きついた。
「お父様・お兄様達、昌浩にぃさま知りませんか?」
父「昌浩に何か用なのか?」
「昌浩にぃさまが忘れ物をしたので届けに六合と太裳ときたの」
昌親「そうなのか?では呼んで来よう父上淳子と父上の部屋で待っていてください」
そう言い昌親は可愛い妹をこれ以上人目さらしたくない為に、父の部屋で待つように言った。
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