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「…ん、…ふっ、…」
「はっ…ぅん…っ、ふ…あっ…ヒョン…ぅ、もっ…だ、め…」
静かな部屋に2人の息遣いと、僕の僕じゃないような甘ったるい声と、お互いの舌が絡まる水音が響いて凄く恥ずかしい…。
もっとしてたいんだけど、慣れてない僕はやっぱり息が苦しくなって、いつもストップをかけてしまう。(ごめんね、ヒョン)
慣れなきゃ!ヒョンが満足してないかもしれないから…
「はぁ…っ、スンリ、大丈夫か…?」
「はぁ、はっ…うん、大丈夫…はっ、はぁ…っ」
僕がそう言うと、ヒョンはもう一度触れるだけのキスをして、僕をベッドに優しく押し倒した。
キスで骨抜きの僕は抵抗もできず(抵抗しないけどね?)、されるがまま。
「スンリ…」
「…ふぁ…っ」
顎から首筋にかけて、舌の先でつうっとなぞられて、思わず変な声が出ちゃう。
それと、ヒョンはいつもどこかに痕をつける。首筋、鎖骨、項…
どうして?って聞いたら「他の男が近寄らないように」、だって。僕が男に好かれるワケないのに、変なヒョン。(って言ったら怒られた…なんで?)
今日は鎖骨に強めに吸い付かれた。チクッとした痛みが走るけど、僕もまんざらじゃないから嬉しかったりする。
ヒョンの舌がまた少しずつ下に降りていく…
遂に今日こそ…
僕は次に来るであろう快感に期待して目を閉じた。
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