18人が本棚に入れています
本棚に追加
「じゃかぁーしゃ!!コラ!!」
「シバき倒されたいか!?ワレ」
俺はついついキレてしまった。
ところが
「キャー♪」
「生関西弁、リアルで聞いたの初めて♪」
「カッコいいよね♪やっぱり」
「うんうん♪なんかさぁ~強そうだよね」
女の子達の意外な反応。
「……(汗)」
『なんなんや?…この反応は…』
呆れ顔を浮かべる俺を見て
「はい、はい♪」
「俺が幸信と話あるから待っててね♪」
まご兄ィが女の子達に
優しく笑みを向けて抑える。
「これあげるから好き飲み物買って来ていいよ」
「あ!俺、車だからアルコール0のビール買って来てね♪」
ブランド物のセカンドバックから、まご兄ィが一万円を出して女の子の一人に手渡した。
「孫ちゃんマヂで♪」
「ゴチになりまぁ~す♪」
「やっぱ孫ちゃん優しいよね」
喜ぶ女の子達を余所に
「お前も飲むだろ?幸信」
「う、うん」
突然の振りに俺は返事を返した。
「それと幸信の分も」
「あと…サキの分も買って来てくれないかな?」
「分かったよ♪孫ちゃん大好きぃ♪」
女の子三人は一万円札を手に海の家に歩いて行った。
『サキって誰や?まだ他に居るんか?』
俺は一人考えた。
最初のコメントを投稿しよう!