18人が本棚に入れています
本棚に追加
「…ども」
「秋菜さんッスね」
「幸信ッス……17ッス」
勢いに圧倒されつつ
秋菜さんに自己紹介をした。
「なんかヤダぁ!!」
「アッキって呼んで♪幸クン」
「アッキの歳は教えてあげないもん♪」
「あッ!」
「孫ちゃんにも聞いちゃダメだよ~」
いきなりフレンドリーな話し方が
少し癇(カン)に触ったが
それも秋菜さんの
明るい笑顔でさほど気にならなかった。
「で…アキ?」
「俺達の冷たい飲み物なんだが…?」
「お前さんのその無駄にデカい乳で[あったか~い♪]状態になってると思うのは…俺の気のせいか?」
「っーか、胸冷たくないのか?お前は…」
まご兄ィの目線が
飲み物を抱えた
秋菜さんの胸を直視する。
別にいやらしさは感じない。
まご兄ィは純粋に飲み物を心配しているようだった。
『・・・確かにデカい…俺の好みやないけど・・・』
心の中の俺。
「あ"!!」
「落とさないようにって事ばっかり考えてて気が付かなかった…」
「孫ちゃん…ごめん(泣)」
しょんぼり顔の秋菜さん
どうやら
重度のおっちょこちょいらしい。
「いいけど…別に」
それが至極当たり前のように
まご兄ィは秋菜さんの手から飲み物を受け取った。
最初のコメントを投稿しよう!