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『そろそろ海見えてくるはずやけど…』
ヴィィィィィ…
追い抜いて行く車には家族連れ
そしてカップルなどが楽しそうに談笑する姿が見える。
「お!見えた♪見えた♪」
しばらく走ると山と山の間から
青々とした空と交わるように海が見えてきた。
久しぶりの日茂の海
逸る気持ちを抑えきれず
俺はブラピ2号(笑)のアクセルを回した。
イィィィィン…
防波堤の脇にブラピ2号を停め
何年振りかの
日茂の静かな海を眺める。
「え"!?」
ところが眼前の光景は
「・・・・えらい混んどる(汗)なんなんやいったい!?」
夏休みのシーズンは終わって、人の混みも多くは無いかと思ったんやけど
浜辺には
シーズン真っ最中ほどではないが人だかりが…
「なんで日茂に来てまで人混みの中に来なならんねん…予定狂ったわ」
「……」
「しゃーないわな」
「釣りでもしよう思っとったんやけど予定変更!!」
「水着のお姉ちゃん眺めに行くとしよか!!」
俺は内心喜んでた(笑)
ブラピ2号を駐車場に入れ、俺はその足で海の家に向かった。
海の家のおばちゃんに
ロッカーの鍵を借りて海に出た。
が…
そこで
俺は意外な人物に遭遇する事になる。
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