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アキラは恥ずかしくて相手の顔を見ることが出来ず、チラチラと視線を上げては俯く。 何度目かに視線が合った。 彼はとても優しそうな紳士で、暖かい眼差しでアキラを見つめていた。 「フフ…緊張してるのかい?何か飲もうか?ジュースがいいかい?」 お客様に逆に気遣われていることにアキラは 「あ、あ…ごめんなさい、な、慣れてなくて…あの…」 そこまで言ってアキラは胸に手を当てて深呼吸をする。 なんて、愛らしい こんなところに似つかわしくない 天から舞い降りた小鳥のようだ。 紳士は益々微笑む。 ・
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