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どんなに笑って話してたって
君はただの友達
わかってる だけど
そう思うほど心が
どこかもどかしくて
たまに君が口にする
僕を惑わすようなこと
きっとその言葉も
僕が思うこことは
重ならないんでしょう
いつも僕の嫌な癖
ちょっとしたことで
生まれる変な期待
始まる無駄な妄想
現実との押し合いに
また一人で
心を揺らがしている
こんなの正直
楽なもんじゃないけど
臆病な僕は
急いで踏み込んで
崩れないように
びびって抑えて
薄れないように
保つこの場所
友達と恋人の
狭い微妙な領域を彷徨う
でも
なんだかんだ言ったって
結局はそう
今以上に
君に近付きたい僕は
遠くに見つめる
恋人と呼べる君
今だって
あの時いらなかった
消せない欲望のせいで
君のこと考えてしまう
きっと
最後に辿り着くのは
妄想とはかけ離れた
あるべき現実
それは幻滅のように儚く
例えそうでも
そのまんまに
途絶えたりはしないように
いつも僕の嫌な癖
ちょっとしたことで
生まれる変な期待
始まる無駄な妄想
現実との押し合いに
また一人で
心を揺らがしている
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